犬にとってのストレスって何?どんな時にストレスを感じるの?これらが気になる方は、まず下記の記事をご覧下さい。
犬にもストレスはあります。
私達人間にもストレスはあります。私達はストレスを感じた時、それが自分でも自覚できる程のストレスであれば、自らの力でそのストレスを発散する為の行動をとることができます。
例えば、社会人であれば有給を使って仕事を休むとか学生であれば、いつもよりほんの少し大好きなゲームをしたり、読みたかった本を衝動買いしたりと、大なり小なりストレスを発散する術があります。
しかし、犬は自力で発散することが難しいです。私達が犬のサインを見つけたならば、それを取り除いてあげたり軽減させてあげる必要があります。
ストレスを感じている愛犬が、仕草や行動でその感情を私達に伝えようとしている時、その行動が持つ意味を理解していなければ、適切な行動をとることが出来ないですよね。
そこで今回の記事では犬が発する「ストレスサイン」について6つ記載していきます。
きっと、「私の愛犬もこのような仕草や行動をしていることがある」と思っていただけるストレスサインがあるはずです。愛犬のサインを理解することで、この先愛犬の気持ちをより深く理解して頂くことができるはずです。
ストレスサインを6つ紹介
1.足先を舐める
犬が前足の先をペロペロ舐めている姿を見たことありませんか?舐める部位は前足には限りませんが、一生懸命舐めています。
実はこの行動、犬が退屈している時にとる行動です。遊んで欲しいのに遊んでくれない・・・。構ってほしいのに、相手にしてくれない。あなたの愛犬はそれらの欲求を自らの足を舐めることで解消しようとしています。(足先に何かしらの匂いや味がついた為に舐めているだけという場合もあるでしょうが・・・)
ただし、この行動ストレスが溜まってしまっている犬の場合、毛が抜けるまで舐め続けてしまうことがあります。
その為飼い主は、これらの行動を見かけたら犬と遊んであげたり、散歩に行けていない場合は散歩に連れて行ってあげましょう。きっと、犬のストレスは解消されます。
2.吠える
犬の運動欲求や作業欲求が満たされていない場合、エネルギーは満ち満ちています。そして、その有り余ったエネルギーを発散する為に、犬は一生懸命吠えます。
また、エネルギーが有り余っている訳ではなく、不安感や恐怖心から吠えることもあります。
私の愛犬も窓から見える人影や外出する際の車の乗り降りの姿に対して、一生懸命吠えていました。
3.尻尾を追いかける
尻尾を追いかけてぐるぐるぐるぐる犬が回ることがあります。
これも退屈して力が有り余った結果のストレスからくる行動です。
私が小学生の頃に飼っていた愛犬がよくこの行動をしていました。当時はこの行動の意味を理解していなかった為、特に気にも留めていなかったのですが、ついには尻尾から血が出るまで噛んでしまい随分悲しい思いをしたことを覚えています。
4.身体を震わせる
犬が新しいところや見知らぬ状況に連れて行かれ、緊張している時に見られる行動です。大抵の場合、慣れてすぐに震えは治りますが、犬がこの行動をしている時は緊張しているんだということを理解しておきましょう。
5.地面の匂いを嗅ぎ続けている
これも緊張をほぐそうと犬がとる行動の一つです。ストレスサインだということを覚えておいて下さい。
公園で知らない犬が近くにいる時やドッグランが苦手な犬が、ストレスを解消する為にとる行動です。
6.大きな口を開けてあくびをしたり、後ろ足で身体をかいている
犬が緊張をほぐそうとしている時にみせる仕草です。
飼い主に怒られた時や嫌いなことを強いられる時など、犬がその緊張をほぐそうとしている時によくこれらの行動を取ります。
私の愛犬はシャンプーをする前やシャンプー後のドライヤーの前に、よくこの仕草をしています。きっと、怖いんでしょうね。
そんな時は優しく声を掛けながら、犬の緊張をほぐしてあげるように心がけています。それだけで犬は安心するはずですし、犬がこちらを見つめ返してくる瞳にも、私達を信頼してくれている様子がうかがえます。
これらのストレスサインを今日から意識して見つめてみて下さい
いかがだったでしょうか?
犬はこれらの行動を普段から何気なくしています。
どれも特別なものではなく、犬を飼っている人であれば当たり前に見かける行動のものも多いと思います。
しかし、これらのサインがもつ意味を飼い主が知っているか知らないかということは、犬にとっては大きなことであると思います。是非、今日から意識して見つめてみて下さい。