私達は日々の生活で愛犬からたくさんの癒しを受けています。
抜け毛やトイレの掃除であったり散歩など、私達がお世話をしないといけない部分はありますが、そこがあるからこその犬とのかけがえのない生活であり、犬が私達に与えてくれる至福の時間です。
きっと、あなたの愛犬も幸せを感じています。
しかし、幸せばかりではないのが生きていくということです。
犬はストレスを感じるとストレスサインを出します。それは私達に対する犬からの気づいてほしいというサインに他なりません。
今回は犬がどんな時にストレスを感じているのかを記載していきます。
犬がどういった場面でストレスを感じるのか?を理解することで、飼い主の犬に対する接し方も変わってくるはずです。
犬にとってストレスとは何?
孤独を感じている
もともと犬は群れの中で生活していました。そのため、社会性があり家族と過ごす時間が何よりも安心できる動物です。
それぞれ家庭の事情がありますが食事の時と散歩の時だけ可愛がるのではなく、それ以外の時でも常に目をかけてあげることで、犬は幸せを感じるはずです。
可能であれば、屋内で常に家族を感じられる環境を用意してあげられれば、犬も喜ぶはずです。しかし、屋内だから良い、屋外はダメというわけではなく、屋内でも屋外でも常に愛犬に目を向けてあげる意識が大切なのではないでしょうか。
自分の存在意義がわからない
例えば、牧羊犬として家畜のまとめ役をしたり、害獣から農作物を守ったり、飼い主が猟をした後の獲物を確保したり等々により人間と共存してきました。
そんな遺伝子を持つ犬達が、今日では仕事もなく家で過ごしています。一見、その方が良いのではないか?との見方もできますが、あまりにも刺激がない生活は犬にとってストレスです。
せめて日々の散歩は十分な時間を確保し、外の世界を体験させてあげましょう。
慣れない環境に対する強い刺激や恐怖心
先程のストレスとは真逆のパターンですが、強い刺激もまた犬にとってストレスです。
幼犬の頃から社会化がしっかりできている犬であれば、人や犬がたくさんいる場所に出かけても恐怖を感じることは少ないですが、社会化が出来ていない犬にとっては強いストレスを感じます。
そういった環境で過剰にストレスを感じないように、飼い主が愛犬に声をかけてあげながら、少しずつそういった環境に慣らしていくことが大切です。
怖がっているからといって、全くそういう環境に接しさせないのではなく、怖がらなくて良いということを飼い主が優しく伝えていくように教えていきましょう。
飼い主から受ける苦痛
愛犬がいうことを聞かないからといって、飼い主が体罰を与えることは犬にとって大きなストレスです。
信頼している飼い主から理由もわからず受ける体罰に犬は恐怖を感じます。
犬がいうことを聞かないのには、それなりの理由があり犬は犬なりに自己主張をしています。
きちんと犬にこちらの要望を伝えることをせずに、意味を理解できていない愛犬を一方的に体罰すれば、せっかく築き上げてきた愛犬との信頼関係は失われます。
信頼していた飼い主との信頼関係が壊れた犬は、ここで大きなストレスを感じます。
まずは、私達飼い主が犬にこちらの要望を伝える術を、身につけていきたいものです。
知っておきたいこと
このように、あくびをしながらのんびり生きているように見える犬達も、実は日々ストレスを感じています。
今回ご紹介した4つのストレスは、飼い主が知っているかどうかによって、犬に対する接し方や見方が変わってくるものです。
私達の気遣いで犬がストレスなく過ごせる日々を、プレゼントしてあげましょう。