犬のトイレで悩んでいるという飼い主さんたくさんいますよね?例えば、何度教えてもトイレではない場所でおしっこやうんちをしてしまうとか、トイレでしてくれないので一日中愛犬のおしっこやうんちを掃除しないといけない等。
実はこれ、ひょっとするとあなたの行動が犬を混乱させているのかもしれません。
今回は犬にとって、トイレとはどういった位置付けであったのか、トイレトレーニングをスタートするタイミングや注意する点、やってはいけないことを記載していきます。
犬にとってトイレとは何なのか?
まず、飼い主さんが理解しておかなければならないことは、犬にとっては犬が寝る場所以外は全てがトイレであるということです。
野生のオオカミは巣穴に自分の匂いを残さないように細心の注意を払うと言います。
これは外敵から狙われることを避けるためです。犬にもこの習性が残っているため、犬は自分の寝る場所は汚しません。
つまり、犬にとってはベッド以外は全てトイレということになります。
私達にとって当たり前のトイレも犬にとっては、当たり前ではないことを理解しなければなりません。飼い主の都合でトイレを特定しようというのですから、失敗した犬を叱ることはできませんよね。
しかし、きちんと教えれば必ず犬はトイレの場所を覚えてくれます。
いつから始めればいいの?
可愛い子犬がやってきてくれたら、みなさん嬉しさのあまり何をしても許してしまいますよね。でも、子犬を家に招き入れたその時からトイレのしつけは始めるようにしましょう。
子犬の頃はおしっこを頻繁にします。遊んでいたかと思うと、床をクンクン匂い始めソワソワし始めます。犬によっては、クルクルとその場で回り始めることもあります。こういったおしっこのサインを見かけたら、トイレに連れて行ってあげましょう。
最初の頃は1時間〜2時間おきにトイレに連れて行きます。
トイレトレーニングは根気とコツのいる作業です。しっかりトレーニングする時間を確保出来ない方やご自身で上手にしつけをする自信がない方は下記のようなオンラインでのしつけ教室で具体的な方法を教えてもらうことも成功への近道です。
愛犬のトイレの悩み
最近は室内で犬を飼うご家庭が増えてきています。
私も子供の頃は屋外で犬を飼っていましたが、今では屋内で飼うスタイルに変わり、日々愛犬との生活を楽しんでいます。
しかし、屋内になると屋外の時には気にならなかった問題が発生しますよね?
その代表的な悩みが「愛犬のトイレ」なのではないでしょうか?
愛犬にトイレを教えるにあたり色々な情報がありますが、今回は愛犬にトイレを教える上で、注意する点とこれはやってはいけませんという点から確認していきます。
注意する点
まず、注意する点ですが、犬からみてどこがトイレかわからないというケースです。
部屋の至る所でおしっこをしてしまうので、どこでしてもいいように部屋にたくさんトイレシートを設置しています、という方いらっしゃいませんか?
これでは、犬はいつまでたっても部屋の中のトイレの場所を覚えることができません。
その為、ここと決めた場所にのみトイレシートをセットし、トイレはここだよということを学習させましょう。
犬はとても綺麗好きな動物です。足におしっこがつくことを嫌います。これは野生時代の習性の名残でもあります。
水分が吸収される素材のトイレシートをトイレだと学習させれば、おしっこが足につきにくいトイレシートできちんとトイレをするようになるはずです。
犬がどっちにおしっこをするべきか混乱してしまいます。
また、トイレのサイズについても注意が必要です。
体の大きさに合ったトイレトレーを使うことが成功の秘訣です。例えば、犬が乗るといっぱいになって外にはみ出してしまっていては、犬はその場所で気持ちよく排泄をすることができません。
やってはいけないこと
何度も教えているのに、愛犬がトイレを失敗してしまう・・・。
こんなことありますよね?
犬はその場所でおしっこをしたことを怒られているのか、おしっこをすること自体を怒られているのかわからず、ソファーの後ろ等、飼い主さんの目の届かないところでおしっこをするようになってしまいます。
また、おしっこの失敗をみた飼い主さんが大騒ぎしているのをみて、犬は飼い主が喜んでくれているんだと勘違いしてしまう場合もあります。この場合、犬は同じ所に何度もおしっこをします。犬にとって失敗であるという認識はありません。
犬がトイレを失敗してしまった時は、静かに騒がず後始末をしましょう。また、この時愛犬を先にケージやサークルに入れるようにして下さい。
犬は飼い主さんがオシッコの後始末をする行動を見て一緒に遊ぼうとする場合があります。この場合、飼い主の行動を犬が遊んでくれていると勘違いしてしまうこともありますので、後始末をする前にまず、ケージやサークルに入れるよう心がけてください。
根気よく愛犬にトイレを教えていくしかないですが、ご褒美を上手に使って愛犬がここでおしっこをすると美味しいものがもらえると覚えれば、それほど難しいことではありません。
犬にとっては、トイレをする場所に特に決まりはないのであって、あくまで私達の都合でここをトイレと教えているのです。その為、犬がその場所をトイレだと認識するまで根気よく、犬が喜ぶご褒美を与えることで犬が自発的にその場所でトイレをするものだと記憶するまで、続けてみて下さい。そして、犬が上手にトイレをすることが出来た時はきちんと褒めてあげましょう。
大切なことは飼い主がきちんとトイレの場所を犬に教えるということです。ここがスタートです。犬がトイレにいきたくなる時間やトイレをする時のサインを注意深く観察し、トイレに連れていきましょう。
犬のマーキングについて
ここまで、犬のトイレについて記載してきました。これまでの話とは少し路線がずれますが、犬にはマーキングという習性があります。
自分の匂いを電柱などにつけて、ここは自分の縄張りであると誇示します。少しでも高い位置にマーキングをすることで、自分の匂いが周囲に届きやすく、そこを通る犬に自分の縄張りだと気付かれやすくなります。
うんちの後に地面を蹴る行為もマーキングの一種と言われています。足の裏にある腺を擦り付けてマーキングしているのです。
私の愛犬はメスですが、うんちの後は必ずこの行動をします。
マーキングは一般的に縄張り意識の強いオスが行いますが、メスでもマーキングをすることがあるようです。
家の外であれば、自然な行動であり特に問題はありませんが、家の中やお店の中でこの行為をしてしまう犬もいます。
こちらもしっかりとトレーニングすることで克服は可能です。
最後に
いかがだったでしょうか?
トイレの悩みは犬を飼っている方にとって、大きな悩みですよね。
しかし、根気よく適切な方法で犬にトイレを教えることで、犬が自ら率先してトイレに行き用を足してくれる日が来るはずです。
まずは、愛犬を信じることから始めてみてください。
自分でしつけやトレーニングすることに自信がない方は、その道のプロに教わることが一番の近道であり、犬にとっても飼い主にとってもストレスが軽減されます。下記にバナーを貼っておきますので、一度覗いてみてはいかがでしょうか。