小型犬を飼っている人なら「パテラ」という病気の名前を聞いたこともあると思います。
また、「うちの愛犬もパテラ持ち」という人もいるかもしれませんね。
今回は、我が家のポメラニアンのパテラ症状や経緯、発症防止のために始めた対策などを紹介します。同じように、愛犬のパテラに悩んでいる方は参考にしてみてくださいね。
- 愛犬のパテラが進行しないよう対策したい
- パテラになると、どんな症状が出るのか知りたい
- パテラ対策のため、サプリメントを検討している
パテラが悪化した?
パテラの正式名は「膝蓋骨脱臼」で、膝の皿の骨が本来おさまっている溝からズレてしまう病気です。根本的に治すには外科手術しかありませんが症状がほとんどない場合など、保存療法で様子をみていくことも多いそうです。
チワワやトイプードルなど小型犬に頻発する病気で、我が家のポメラニアンも例にもれず生まれつきパテラを患っています。
ただ、これまでの生活でパテラを感じさせるような挙動はなく、忘れてしまうほどでした…4歳を迎え1ヶ月ほど過ぎた頃、突然足に異変が現れました。異変から病院受診までの流れは、以下の通りです。
ケージから出た直後「あれ、右の後足が変?」と感じる。
その後、しばらく歩いていると普通に戻ったので様子見。
ケージから出る際、右後足を上げて歩く。
しばらくすると、また普通に戻るが明らかにおかしい。
症状も落ち着いているので問題ないが、右足だけでなく左足もパテラなので気を付けるように話がある。
今度は左後足を引きずるような仕草。
診察時間外のため、残っていた痛み止めとサプリメントを飲ませる。
しばらくすると症状が治まる。
左後足の異変後、念のため休み明けに病院受診するつもりでしたが
コロナに感染し、1週間外に出れなくなりました。
その間、1度も異変はなかったので、そのまま様子を見ることにしました。
当初、飼う前にはグレードは1程度の軽いものと言われていましたが、獣医さんによると個体差はあるもののパテラは徐々に進行しやすいそうで、現在のグレードは1~2の間ぐらいとのこと。
「今はまだ手術の必要ないですが、しっかり家で管理していきましょう」とお話がありました。
実施したパテラ対策
受診した時、獣医さんに教わったパテラ対策は、次の3つです。
- 体重管理
- 足に負担をかけない
- サプリメントの服用
これまでも足に負担のかからない生活を心がけてはいましたが、今回のことをきっかけにあらためて見直すことにしました。
①体重管理
- ドックフードやおやつを与えすぎない
- 適度な散歩
犬も人間と同じように「摂取と消費」のバランスが崩れると、太ってしまいます。
半年ほど前(3歳半ごろ)から少し体重が増えつつあり、行きつけのトリマーさんから「年齢とともに代謝がおちるので気を付けて!」と言われていました。
食べ過ぎに注意するのはもちろんなのですが…どちらかというと問題は「散歩嫌い」だと思います。獣医さんからも、筋力を維持するため、散歩はきちんと行くように言われました。
ただ、これもパテラの影響で膝に炎症や違和感があって「歩きたくない」と言うことも考えられます。できるだけ愛犬の気持ちに合わせてゆったり散歩し、無理のない歩行、起立している時間を増やすようにしました。
②足に負担をかけない
- 階段などの段差は抱っこする
- 興奮して激しい動きをしそうな場合に備える
これまでも一通りパテラ対策には取り組んでいたので普段ソファに飛び乗ったり、足を滑らせたりすることは基本的にはありません。
ただ、興奮すると激しく動き、足を滑らせることも…
子どもの友達が来るなど事前に予定が分かっている場合はケージに戻す、ピンポンが鳴った場合は「フセ」をさせるなど落ち着かせるよう気を付けました。
子犬の時からもっとしっかり「しつけ」に取り組めば良かったです💦
余談になりますが「クレート」も撤去しました。
我が家のポメラニアンはクレートが好きなので、いつでも入れるように設置していたのですが…「これ、狭すぎて変な態勢にならない?」という話になり、足への影響の有無は分かりませんが撤収しました。
代わりに中~大型犬用のペットハウスを購入してあげたのですが、ゆったりした態勢でくつろげ居心地もよさようです。
③サプリメント
- 犬用サプリ【アンチノール】
を1日1回摂る
獣医さんからは「今回の症状が治まっても、サプリメントは続けた方がよい」と言われていました。ただ、サプリメントにそれほど効果があるとも思えず、再受診の後に中断してしまいました。
中断が悪かったのがどうかは分かりませんがその後、左後足に異変が発生し、これは本気で考えなくては…と犬用サプリメントについて調べ、獣医さんからすすめられた「アンチノール」を継続することにしました。
最終的には「サプリメントをあげておけばよかった」と
後悔はしたくない!と感情論で決めたのですが。。。
サプリメント開始を決めた理由は、下記の記事で詳しく紹介しています。
その後の経過
後足に異変があってから1ヶ月半が経過しましたが、新たな対策も功を奏したのか、今のところパテラの発症はみられません。
※この後の経過は都度、追記していきます。
【追記】(2023年8月更新)
7ヶ月ほど経過しましたが、異常はみられず安定しています。
まとめ
今回は、パテラの症状や対策について紹介しました。
「よその犬のことなんて興味ないよ」ということは重々承知していますが、経過など詳しく伝えることで同じような不安を抱えている人の一助になるかもと思い、今回の記事を作成しました。
大切な愛犬が元気に過ごせるように、できる限りの対策をしていきたいものですね。