愛犬といる時間は私達にとってかけがえのない時間であり、まさに癒しのひとときです。
でも、時には私達の気持ちが伝わっていないと感じてしまうこともありますよね?
例えば、こんな時・・・
- 来客が来た時に鳴る呼び鈴の音に吠える
- 公園で「オイデ」と呼びかけても無視・・・
- 決まった場所でトイレをできない等々
いつも側にいてくれて、こちらの気持ちを理解してくれているはずなのに・・・。と私達飼い主は思ってしまいますよね。
そこで、今回は犬に気持ちが伝わらない理由を4つ記載します。
1.そもそも犬という動物の習性を無視している
ドッグランに連れていくとたくさんのわんちゃんが、勢いよく目の前を走り去っていきます。
大好きな飼い主も傍にいてくれて、他のわんちゃんもいる状況。もう犬は嬉しくて仕方ないのでしょうね。
それはそれで、可愛いので問題ありません。
ドッグランに行くと、言うことを聞かない犬に全力で「おいで!」と呼びかけている飼い主さんがいます。そして、大抵の場合、犬は飼い主の呼びかけを無視して走り続けます。
おそらく、普段は飼い主さんの呼びかけにある程度は反応して指示に従うのでしょうが、他のわんちゃんと遊んでいる状況では、その呼びかけは届いていないのかもしれません。
これは、犬の習性によるものであることを飼い主さんが知っているかどうかによって、犬に対するイライラが変わってくるかもしれません。
そもそも犬は、自らの生命を維持するための習性があります。気に入った相手が見つかれば、もはや意識はそちらに集中し飼い主の声には耳を傾けません。
そんな状況下でも愛犬をコントロールできる程の関係が築けているのなら問題ありませんが、そうでないのならば犬が言うことを聞かない状況を怒るのではなく、その習性を理解したうえで他の犬に迷惑がかからないように努める必要があります。
2. 犬に気持ちを伝えていない
犬は色々な音や見知らぬ人に対して吠えますよね。
私達からしたらその音は危険な音ではなく、安全な音だとわかっているのですが犬にはそれが分かりません。
犬は大切な家族を守るために、外敵を追い払おうと必死に吠えます。
その行動は私達にとっては、迷惑な行動でしかないかもしれませんが、犬にとってはとても意味のある行動です。
そのことを理解した上で、必死に家族を守ろうとしてくれている犬に感謝の気持ちを持って、吠える必要がないことを伝えていきましょう。
きっと、いつの日か愛犬にも伝わる日が来るはずです。
3. 教え方が間違っている
「うるさい」「だめ」などと感情的に言葉を発して、犬にこれはダメと伝えようとしていませんか?
大きな声で時には、床を叩くなどの音で犬をびっくりさせて鳴き止ませたり・・・
一時的には鳴き止みますが、きっとそれは本当の意味でこちらの意図が伝わったものではないはずです。
プロのトレーナーが指示したことには飼い主がびっくりする程従順に従うといったケースもあるようです。
飼い主のことが大好きな愛犬です。こちらが、間違った教え方をしなければ必ずこちらの気持ちに応えてくれるはずです。
4. 私達は犬の言葉がわからないし、犬も私達の言葉がわからない
飼い犬の名前を呼ぶと嬉しそうに振り返ってくれますか?時には目だけで「何?」と言いたそうにこちらを見るだけという時もあるかもしれませんが、大抵の場合、「なんですか?おやつくれるんですか?」と言わんばかりに、よってきてくれるのではないでしょうか。
しかし、私達の言葉を人間が理解するように把握することはできませんし、逆に私達人間も犬の言葉を理解できません。
どうすればいいのか?
私達飼い主にできることは犬をよく観察し吠える声やしぐさ、行動そのすべてを普段からよく見て、自分の犬の気持ちをそれらから汲み取れるように成長していくことが大切ですね。
最後に
言うことを聞かない愛犬に対して、この子は自分とは合わないと考えてしまったり、自分のことを下に見ていると思ってしまう飼い主さんもいるかもしれません。
しかし、犬にとって飼い主さんは犬が生きていくために大切な存在です。きっと、大好きな存在です。
問題は、あなたの気持ちが犬に伝わっていないだけです。
愛犬をよく観察して、その声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
プロにしつけの仕方を学ぶことも有効なことです。自分ではどうやってしつけをしていけばよいかわからないという飼い主さんは一度下記のオンライン講座を検討されてみてはいかがでしょうか。