あなたの愛犬がかかりやすい病気の傾向!犬種10選 健康を守りたい

獣医に抱かれた犬

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犬を飼っている方にとって、愛犬が健康に長生きしてくれることが何よりの望みですよね。

犬と一言でいってもその犬種は多岐に渡ります。

そもそも生まれた国や生活スタイルが違うのですから、犬種によって病気にかかりやすい傾向が違うのは当然かも知れません。

例えば、ロシアのシベリアに住むサモエドの毛はダブルコートで寒さに強い反面、暑さに弱いですし、ドイツが原産国であるドーベルマンの毛はシングルコートで寒さに弱いです。それぞれ犬種に応じて、適切な温度管理を心がけなければなりません。

こんな悩みをお持ちではないですか?

  • うちの愛犬はどんな病気にかかりやすいんだろう?
  • どんなことに気をつけて過ごせば良いのだろう?
  • 愛犬の性格をふまえた上でどう付き合っていけば良いのだろう?

大切な愛犬と1日でも長く過ごすため、飼い主として具体的にどうすれば良いのだろう?ってわからないですよね。

犬を飼い始めたばかりの頃の私も同じでした。

3年間愛犬と接してきた中で、飼い主として事前に気をつけていれば、未然に防げることがたくさんあることがわかるようになりました。

一つ例を挙げると、初夏の少し暑い日にうっかり部屋を閉め切って外出し、思っていた以上に室内温度が上がってしまっていたような時です。犬は言葉を話しませんので何も文句を言いませんが、飼い主として反省しないといけないことでした。

本記事では様々な犬種がいる中で10種を厳選し、それぞれの犬種ごとに病気の傾向を知っていただきたいということをコンセプトにしています。

チワワ

なりやすい病気犬の特徴
尿石症、水頭症、肛門嚢炎、てんかんなどの脳疾患、股関節・膝関節の脱臼、口蓋裂、気管虚脱、乾性結膜炎、緑内障、角膜浮腫、低血糖症、A型血友病チワワの頭に硬いものをぶつけたり、頭をたたいたりすることは避けましょう。特に骨折にも十分注意が必要です。ソファーから飛び降りた拍子に骨折ということもあります。家の床をカーペットにして滑らないようにする等膝に負担をかけない予防策が必要です。低血糖症にも注意が必要です。

プードル

なりやすい病気犬の特徴
低血糖症、睾丸停滞(オス)、気管虚脱、過敏性皮膚炎、てんかん、黒内障性白痴、白内障、昼盲症、フォン・ビレブラント病、膝蓋骨の脱臼、眼瞼内反症、クッシング症候群、軟骨形成不全、がん目や耳の病気、皮膚病、アレルギーになりやすい傾向がある犬種です。世界的に繁殖が繰り返された為、トイやミニチュアは眼球に向かってまつ毛が生えるようになったり、涙の通る管に異常が生じ過剰に涙が出る流涙症など、さまざまな遺伝的欠陥を持つ傾向にあります。涙やけを起こしやすいので、こまめにケアするように心掛けましょう。

ヨークシャー・テリア

なりやすい病気犬の特徴
膝蓋骨の脱臼、歯突起の形成不全、乾性角膜炎(ドライアイ)、まつ毛の重生、水頭症、肝性脳症(門脈シャント)、レッグ・パーセス病血液中の糖分濃度が極端に低下する病気として、低血糖があります。食事不足、運動のしすぎるによって発症します。幼犬時には低血糖症に特に注意をしましょう。膝関節の脱臼も気をつけましょう。一度脱臼してしまうと再発しやすくなります。足を引きずるようなら症状が重くなる前に、早めに病院で受診しましょう。門脈(血管)と、大静脈の間に異常な連絡路が生じ、毒素が身体中をかけめぐり障害をひきおこす「門脈シャント」が生後1〜2年で発症することがあります。目の異常にも注意が必要です。

ポメラニアン

なりやすい病気犬の特徴
歯突起の形成不全、頭蓋破裂、動脈管開存症、低血糖症、膝蓋骨・肩甲関節の脱臼、気管虚脱、睾丸虚脱(オス)、進行性網膜萎縮、流涙症、ホルモン障害(脱毛)頭部への衝撃には気をつけましょう。膝関節の脱臼や脳脊髄液の代謝異常によって脳が圧迫され、さまざまな症状をひきおこす水頭症、呼吸困難状態に陥る気管虚脱などに注意が必要。この犬種は、ホルモンを作る酵素が先天的に欠けていることがあり、季節とは関係なく全身の脱毛がおこることがあります。詳しい原因はわかっていませんが、ポメラニアンに多い病気です。その他にオスは前立腺の病気、メスは子宮内膜症に注意しましょう。
ポメラニアン

ダックスフンド

なりやすい病気犬の特徴
口蓋裂・口唇裂、椎間板ヘルニア、睾丸停滞(オス)、眼瞼外反症、緑内障、進行性網膜萎縮、腎形成不全、てんかん、乾性角結膜炎、小眼球症、白内障、骨化石症、糖尿病(真性)、膀胱結石、外耳炎目の病気を発症することが多い傾向があります。眼球が全体的に縮んでいく小眼球症を発症したり、緑内障や白内障、網膜剥離を併発することがあります。耳が垂れているので、耳の疾患に気をつけましょう。外耳炎になると臭い匂いとかゆみから耳を引っ掻くようになります。ダックスフンドで特に注意すべきことはこの体型(胴長短足)から引き起こされる椎間板ヘルニアです。激しい運動やソファ、階段などの上り下り等、腰に大きな負担がかかることは気を付けましょう。発症は3〜6歳時に起こりやすく、痺れ、後ろ足の麻痺などを引き起こします。

なりやすい病気犬の特徴
反射性吐出、膝蓋骨の脱臼、ブドウ膜皮膚症候群、アレルギー、アトピー性皮膚炎、白内障ダニ、ハウスダスト、花粉、カビ、食べ物等により、アトピー性皮膚炎を発症します。部屋の掃除、こまめなシャンピーで、犬の体を清潔に保つことも重要です。膝の皿の骨が、正常な位置からずれたり外れたりする膝関節の脱臼がよく見られます。先天性の場合や老化によって白内障も比較的多く発症する場合があります。子犬は寒さに弱いので部屋の温度には気を付けて、保温を心掛けましょう。

シー・ズー

なりやすい病気犬の特徴
腎臓の障害(腎皮質形成不全、腎形成不全)、眼瞼内反症、角膜炎(乾性角結膜炎、角膜潰瘍)、まつ毛の乱生、進行性網膜萎縮、網膜剥離、椎間板ヘルニア、アレルギー目が大きく、顔が平たいたため、目の病気になりやすいです。被毛で眼球を傷つけやすく、眼球の中心部を涙が潤しにくいため、角膜の炎症を引き起こすことがあります。また、激しく興奮したり頭に強い衝撃を受けると眼球が飛び出ることがあり、注意が必要です。椎間板ヘルニアにもなりやすいです。
もともと丈夫な犬種です。

マルチーズ

なりやすい病気犬の特徴
眼瞼内反症、水頭症、外耳炎、難聴、歯周病、肥満、低血糖症、心臓病、膝蓋骨の脱臼、肛門嚢炎、紫斑症、睾丸停滞(オス)頭部への衝撃に注意が必要です。眼瞼内反症により涙が出ることが多く、ひどい時は外科治療が必要になります。涙やけになりやすいので、こまめなケアを心掛けましょう。水頭症、低血糖症、膝関節の脱臼などにも注意が必要です。老犬になると歯が弱くなることがあります。

ミニチュア・シュナウザー

なりやすい病気犬の特徴
泌尿器の疾患(腎臓病、膀胱炎、尿石)、生殖器の疾患、小胞生皮膚炎(シュナウザー・コモドーム症候群)、若年性白内障(遺伝性)、レッグ・パーセス病、フォン・ビレブラント病この犬種に多く見られる病気として小胞生皮膚炎(シュナウザー・コモドーム症候群)があります。(尾頭に生じやすい皮膚の異常)治療としてドライシャンプーで薬浴し、アルコールを塗布する治療が行われます。
先天的な異常は少ない犬種と言われますが、腎臓病、膀胱炎、尿路結石など、遺伝性が疑われる生殖器系の病気も稀に発生します。

フレンチ・ブルドッグ

なりやすい病気犬の特徴
眼瞼内反症、眼瞼外反症、水頭症、肺動脈弁狭窄、動静脈瘤、脊髄の一部欠損、口蓋裂、軟口蓋過長症、鼻腔狭窄、睾丸停滞(オス)、異所性尿管、膿皮症、悪性リンパ腫、がんフレンチブルドッグは顔や体にシワが多いため、細菌感染を起こしやすい傾向があります。シワの間はこまめに綺麗にし、清潔に保ちましょう。目が大きいこの犬種は、目の病気にも注意しましょう(流涙症、眼瞼外反症、眼瞼内反症、角膜潰瘍等)。股関節形成不全や各関節の慢性疲労から引き起こされる関節炎にも注意しましょう。
尿管の位置の異常、口蓋裂、オスの睾丸停滞など、稀に先天性異常が見られます。

10種類の犬種について、なりやすい病気、犬の特徴を記載しました。

病気と一言でいっても、犬種に応じてこれだけの差があることがわかります。そのため、飼われている愛犬の犬種に応じて、その特性を把握し、未然に病気を防いであげることが、犬にとっても飼い主にとっても幸せな日々へと繋がります。

1日でも長く愛犬と過ごせるといいですね。


参考図書
発行所 株式会社学研パブリッシング
「まるごとわかる犬種大図鑑」

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