愛犬の老化のサイン見逃さないために 日々の観察で些細な変化に気をつけましょう

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人間が年を取るのと同じように、愛犬も年を取ります。そしてその速さは人間の老化に比べ、4〜7倍の速さであるといわれています。

私は現在、生後3年が経過するポメラニアンと暮らしていますが、これまで共に生活してきた犬の数は今の愛犬を除いて3匹になります。

その経験からいいますと、飼い主が思いもしない速度で犬は年を重ねていきます。今はブログやYouTubeなどで簡単に情報が手に入ります。犬にとって良い食事や生活、接し方についても昔と比べ、みなさん知識があるかと思います。

しかし、そのようなネット環境が発達していなかった私の小学生当時では、今では常識になっている犬に食べさせてはいけない食べ物や犬の病気、老化のサインはあまり周知されていなかったのではないかと思います。

そこで、今回の記事では、犬を飼っている限り必ずやってくる犬の老化について記載します。

目次

日々の観察で犬の変化に気付くために

まず、先ほども書きましたが犬の老化は、人間の老化に比べ約4〜7倍の早さで進みます。

そして、大型犬と小・中型犬でも老化の早さが異なるとされています。

あくまで一般的な目安ですが、4歳を過ぎるまでは、小・中型犬の方が成長が早いですがそれ以降は大型犬の成長が小・中型犬の成長を上回ります。

犬が1歳になる頃、人間の年齢でいうところの大型犬で約12歳、小・中型犬で約15歳といわれています。

犬のシニア期への入り口といわれる7歳では、大型犬で約54歳、小・中型犬で約44歳です。

ついこの間まで子犬と思っていたら、あっと言う間にシニア期へと突入してしまいます。

年を重ねると、体内の代謝が衰え、体の根幹となる細胞の再生速度が遅くなり、場合によっては再生できなくなります。

口の周りに白髪が生えたり、眠っている時間が増えます。

内臓機能が衰えることにより、これまで通りの食事なのに消化しきれなくなったり、関節のトラブルも引き起こされます。

若々しさを保つためのポイント

まず、老化は生物であれば止めることができません。しかし、その進行を遅らせることは可能です。

人間も同じですが、筋力を保つための散歩を日々行ったり、骨や筋肉を健康に保つためのバランスの良い食事を心がけましょう。

私たちが愛犬のためにしてあげられることは、運動、食事、そして規則正しい生活により犬ができるだけストレスなく生きられるよう努めることだと思います。

老化には段階がある

老化を3段階で捉えてください。

  • 中年期(大型犬:約6〜7歳、小型犬:約7〜11歳) この頃はまだ見た目の変化はほとんどありません。人間でいうと40〜50代
  • 高年期(大型犬:約8〜11歳、小型犬:約12〜16歳)見た目から老化を確認できます。人間で言うと60〜70代
  • 老年期(大型犬:約12歳以降、小型犬:約17歳以降)さまざまな支障が出始めます。人間の80代

中年期

筋力が低下し、体力が衰え始めますが見た目の変化はほとんどありません。

徐々に消化機能の衰えが出始めます。食事をシニア向けに切り替える時期かもしれません。

これまでと同じような食事を与えているのに、消化不良をおこしていたら検討してみるのも一つかと思います。

見た目が元気で病気のサインにも気付きにくいため、日々の健康チェックが大切です。

高年期

この頃になると歩行時に脚がもたついたり、視力が低下したり、被毛が乾燥しやすくなったりします。

見た目の老化が感じられるようになります。

愛犬をマッサージしてあげたり、いきなり散歩に連れ出すのではなく、散歩前にストレッチを行いましょう。

散歩に行きたがらないという行動も増えてくるかと思いますが、運動することをやめてしまうと筋力が衰えます。行きたがらない原因が何なのかということは一度病院で確認した方が良いです。

動物病院での定期的な健康診断を受けることを推奨します。

性格が頑固になったり、物にぶつかったり、今までできたことができなくなったりといったことも増えてきますので、愛犬に寄り添ってあげてください。

老年期

目が見えなくなったり、耳が遠くなったり、歩行が困難になります。

また、今までの食事を受け付けなくなり、急激に痩せるなどの症状が出ることもあります。

本格的に飼い主による介護が必要になってきます。犬も認知症の症状がでる場合もあります。

愛犬が快適な生活を送れるよう、体を常に清潔に保つよう心がけましょう。

重い病気も早期発見であれば、最善の治療が可能です。

カラダと行動の老化のサイン

下記のようなカラダのサインが出始めます。

  • 目が白く濁る。早めに病院で受診しましょう
  • 足腰の筋力が衰え、お尻周りが小さく見える
  • 筋肉が衰え、口元や皮膚全体にたるみがでてくる
  • 口周りに白い毛が生えてくる
  • 皮膚の新陳代謝が悪くなり、毛艶が悪くなった
  • 唾液の分泌量が減るため、歯周病などにかかりやすく、口臭がキツくなった
  • 体型が大きく変わる

また、下記のような行動や性格にも老化のサインが出始めます。

  • 後ろ脚の筋力の低下に伴い、脚がもたつく、脚を引きずって歩く
  • 筋力の低下や脚・腰の痛みで歩幅が狭くなり、段差を上がれない
  • 膝や股の関節痛からおすわりをしなくなる
  • 脚の筋力低下により、歩行速度が遅くなる
  • 耳が聞こえづらくなり、名前を呼んでも反応がにぶい
  • 歯が痛いや口が開けづらいなどの理由により、ご飯が食べにくい
  • 体に痛みがあり、触られたくない
  • 視力の低下により、物にぶつかる
  • 体の不調を訴えるため、夜鳴きする
  • 好奇心が失われあまり遊ばなくなる
  • 肺機能の低下により息切れする。
  • 神経質になり飼い主を噛んでしまったりする

排泄からも老化のサインがわかります。

  • おしっこやうんちの匂いが変わってきた。内臓のトラブルの可能性があります。
  • おしっこが赤い場合、血が混じっていますので、早めに受診しましょう。
  • うんちが赤っぽい・黒っぽい場合、大腸や小腸からの出血によるものですので、早めに受診しましょう。
  • 食べたものが消化されていない

今回見てきたように、さまざまなサインを愛犬は発してくれます。

飼い主がそのサインを見逃さずに、よく観察し愛犬の健康を少しでも長く維持してあげられたら幸せですね。

参考図書:4歳からはじめる愛犬の健康生活習慣

発行者:田村正隆 発行所:株式会社ナツメ社

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この記事を書いた人

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